蓄膿症に時につらいのが、くしゃみや鼻水でしょう。くしゃみはずっと続いているとだんだん頭が痛くなってきます。延々と垂れてくる鼻水も気分が悪いものですよね。
蓄膿症になってからくしゃみや鼻水が止まらない…。そんな時に使える対処法はあるのでしょうか?
もし、くしゃみや鼻水が少しだけ良くなったら蓄膿症も楽になりますよね。くしゃみと鼻水は確かによく見かける症状かもしれませんが、侮って繰り返していると他の不調を引き起こしてしまいます。
くしゃみによる頭痛や頭重感。それから鼻水が喉の方に流れていくと咳が出たり痰がからんだり、胃まで辿り着いた場合は鼻水が悪さをして気持ち悪くなってくることもあるのです。
ちょっとでも快適な生活を送るためにも、くしゃみや鼻水の対処法を探してみませんか?
蓄膿症の症状にくしゃみと鼻水?
まずは蓄膿症の症状から見ていきましょう。みなさんは症状をどれくらい知っていますか?
蓄膿症の症状と言えば真っ先に挙げられるのが鼻水と鼻づまりです。それからにおいがわからなくなったり、頭が痛くなったり、目や歯が痛くなったり、頬が痛くなったり、口臭が強くなったり、という症状がありますね。
さて、これらの症状を見て「あれ?くしゃみは?」と思う人もいらっしゃるでしょう。本来、蓄膿症だとくしゃみは出づらいんですね。なので、蓄膿症であるにも関わらずくしゃみと鼻水がすごいなら、別のなにかが同時に起きている可能性があるんです。別のなにかとは「風邪」や「アレルギー性鼻炎」などです。
ところで、みなさんは蓄膿症の時にくしゃみが出るとどうなるか知っているでしょうか?蓄膿症の人のくしゃみって、臭ってしまうんですね。
「蓄膿症は口臭がきつい」という話を聞いたことがある人、結構多いでしょう。蓄膿症のせいで口臭がきつくなるのは副鼻腔に溜まった膿が嫌な臭いを出しているからなのですが、くしゃみをしても臭いが広がってしまうんですよ。
蓄膿症の時のくしゃみや鼻水がつらいのは“症状がしんどい”だけでなく“周りへの影響も考えるから”なんですね。
くしゃみと鼻水が止まらない時はどうする?
蓄膿症の時にくしゃみや鼻水が止まらなくなったらどうすれば良いのか。
確実なのは、やはり病院を受診することなんですね。蓄膿症と風邪とアレルギー性鼻炎、すべてに対応できるのは耳鼻咽喉科か耳鼻科ですので行ってみると良いでしょう。
もう1つは、鼻うがいです。鼻うがいはもはや蓄膿症で定番の対処法となっていますが、風邪やアレルギー性鼻炎にも効果を発揮してくれるんですよ。さまざまな症状を楽にしてくれますし口臭も緩和されるので人目を気にしなくて済むようになります。
あとは、マスクという方法があります。アレルギー性鼻炎の人は花粉やハウスダストの刺激でくしゃみが出てしまう、ということが考えられるんです。それをマスクでブロックしてあげれば花粉やハウスダストを吸い込まずに済むので、主にくしゃみを改善できるんですよ。
そして、いつでもどこでもできる対処法がツボ押しです。蓄膿症の人にオススメされているのが小鼻の脇にある迎香というツボで、鼻づまりとくしゃみを解消してくれるんですよ。
鼻水をなんとかしたい!という人は大椎と呼ばれているツボがオススメです。大椎は首の後ろにある骨のでっぱりより少し下に位置していますね。
蓄膿症の初期症状にくしゃみ?風邪との見分け方は?
蓄膿症の初期症状にくしゃみがある、と言われていますよね。これは蓄膿症が風邪やアレルギー性鼻炎をきっかけに始まるからだと考えられるんです。
最初はくしゃみが出て鼻水も透明…。でも、だんだん鼻がつまってきて鼻水が黄色くネバネバしてきた…。
蓄膿症になる人って、だいたいこういう流れであることが多いんですよ。くしゃみと透明な鼻水から始まり、症状が治まらずに鼻水の色が変わってきたなら要注意!風邪やアレルギー性鼻炎から蓄膿症になっているか、なりかけている可能性があります。
さらに口臭までしてきたなら蓄膿症の可能性が大ですね。蓄膿症と風邪の大きな違いは「臭い」なんですよ。
蓄膿症が進んでいくとくしゃみや鼻水だけでなく、顔面痛といったつらい症状が他にも出てきてしまいます。早めに治して健康な体を取り戻しましょう!
まとめ
蓄膿症の時のくしゃみと鼻水、とてもつらいですよね。特にくしゃみをすると広範囲に息が広まるので、遠くまで口臭が届いてしまうんです。
なかなか病院に行かれない…という場合は蓄膿症の市販薬を飲むという手もありますよ。
ですが市販薬は症状を抑えるものであって“治す”ものではないため、時間に余裕ができたら早めに受診して、きちんと治療するようにして下さいね。