蓄膿症のせいで喉に痛みが出ることは珍しくありません。痛みがひどいと会話や食事など生活に支障が出てきます。そんな喉の痛みや違和感を改善する方法はあるのでしょうか?
蓄膿症の時はもちろん風邪の時も喉の痛みや違和感というのは厄介なものです。ごくん、と唾をのみ込んだ時に疼くような痛みがあったり、ずくずくと気分の悪い違和感があったりすると落ち着きませんよね。
喉の痛みや違和感が出てきているということは蓄膿症が進んでいる証拠でもあります。早めに改善して蓄膿症も治していきましょう!
蓄膿症による喉の痛みや違和感に効く改善法って?
蓄膿症からくる喉の痛みや違和感を改善する方法はいくつかあります。
まずは蓄膿症の症状を改善させる定番の方法、「鼻うがい」。鼻うがいは専用の市販薬を使えば痛みを感じずにできるので、やってみる価値はあるでしょう。鼻うがいをすると鼻や喉をきれいに洗い流せるため、喉の痛みや違和感も楽になるんですよ。
鼻水や鼻づまりといった蓄膿症の代表的な症状も緩和されますから、効果は期待できますね。最初のうちはあまり無理をせず初心者向けの方法で鼻うがいをしていくのがコツです。鼻から液体を入れて口から出す方法は上級者向けの方法ですから、鼻うがいに慣れてからにしましょう。
次に「寝方を工夫する」というものがあります。夜、寝るときに仰向けで寝ているなら“横向き”で寝てみて下さい。枕に対してあまり強いこだわりがないなら高めの枕を使うと、寝起きの喉の痛みや違和感が軽減されますよ。蓄膿症は寝方1つで変わってくるんです。
「加湿」も良い方法です。空気が乾燥していると喉の粘膜まで乾燥してしまうので、余計に痛みや違和感が増します。蓄膿症の人にとって乾燥は大敵ですから室内が乾燥しすぎないよう気をつけて下さい。
なぜ蓄膿症で喉に痛みや違和感が出るの?
蓄膿症でどうして喉の痛みや違和感が出てくるのか?
それは後鼻漏(こうびろう)に原因があるんですね。後鼻漏というのは鼻水が喉の方まで流れていってしまう現象を言います。流れていった鼻水は喉を刺激するので炎症が起き、痛みや違和感が出るんですよ。
蓄膿症は副鼻腔に炎症が起きて膿が溜まる病気ですから、膿が流れ出てくることもあります。膿が喉の方にまで流れてくるだなんてゾっとしますよね。鼻水も膿も喉に良いものではありませんから、喉に痛みや違和感が出てくるのも納得がいくと思います。
そしてこの後鼻漏というのは寝ている間が一番ひどいのです。私たちは寝る時、横になりますよね。そうすると流れてきた鼻水や膿が喉に溜まりやすくなってしまっているんですよ。
朝、起きた時に蓄膿症の症状がひどかったり、喉の痛みや違和感が強く出るのはこのせいでもあるんです。だから寝方を少し変えるだけで寝起きの症状が軽減されるんですね。
気をつけて!喉がおかしくなると咳も出る?
蓄膿症が原因で喉の痛みや違和感があるなら、咳も出ているでしょう。喉の方に回った鼻水や膿を、体が排出しようとしている証拠です。蓄膿症は痰も出てくるので、痰がからんだような咳が出ることもありますね。
喉の痛みや違和感に加えて痰のからんだ咳が出始めたら要注意!蓄膿症が進んでしまっていると考えられます。しかも蓄膿症はネバネバとかなり粘り気の強い鼻水が出てくるので、痰を出そうとしてもなかなか出てきません。そうすると喉の奥の方になにかがずっと引っかかっている感覚が続くので気分が悪くなるんです。
参考:蓄膿症に効果のある点鼻薬は市販である?ステロイドも入ってるの?
喉の痛みや違和感と一緒に痰も気になり始めたら「のど飴を舐める」という方法もありますよ。のど飴を舐めても一時的に少し良くなる程度ですが、喉の痛みや違和感が緩和されるので楽になるんです。
ただ、飴であることには変わりありませんので食べ過ぎには気をつけて下さいね。あまり食べ過ぎると今度は虫歯になる確率が高くなってしまいます。
まとめ
蓄膿症からくる喉の痛みと違和感は、いろんな改善法があるんですね。寝方や加湿は日頃から実践できますので早速試してみると良いでしょう。
加湿器を買う余裕がない…という場合は洗濯物を使う方法もありますよ。洗濯物を干しておくと室内の湿度が一気に高まりますので、オススメです。室内干しだと外の花粉やゴミがつく心配もありませんから一石二鳥ですね。
ただし、喉の痛みや違和感が緩和されるからといって治療しないまま放置するのはいけません。蓄膿症を自覚しているならなるべく早く病院に行って治療をし、原因を取り除きましょう!蓄膿症が治れば喉の痛みや違和感もスッキリなくなって、快適な毎日が送れるようになりますよ。