蓄膿症は病院に行かなければ絶対治らない!と思っていませんか?実は自然治癒する蓄膿症と、自然治癒しない蓄膿症があるんです。その見分け方や、自力で治す方法とは…?
病院に行きたくない、というのは誰でも同じですよね。時間はもちろんお金もかかりますし、行かないで蓄膿症が治ったら、それはまさに夢のようです。
同じ蓄膿症でも自然治癒するものと自然治癒しないものがありますから、まずはその違いについて知っていくことが大切でしょう。それと、自然治癒すると言ってもただ放置しておいて治るわけではないんですね。
自力で治す方法というのがありますから、しっかり実践していく必要があるんですよ。詳しく解説していきますね。
蓄膿症って自然治癒することは本当にあるの?
蓄膿症の自然治癒はあり得ます。特に子供なんかはいつの間にか治っていた…というケースが結構多いんですよ。
それでは、蓄膿症でも自然治癒するものとしないものの違いを見てみましょう。自力で治す方法を実践したとしても自然治癒しない蓄膿症であれば無意味になってしまいますよね。無意味なことを続けれていれば症状はどんどん悪化していくばかりになります。
蓄膿症の正式名称は副鼻腔炎ですが、この副鼻腔炎には急性と慢性があるんですよ。急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎、と呼ばれています。
比較的自然治癒しやすいと言われているのが“急性副鼻腔炎”。自然治癒が難しいと言われているのが“慢性副鼻腔炎”なんですね。
急性副鼻腔炎はどういうものか?と言いますと…。例えば風邪をひいたりインフルエンザにかかってこじらせたりすると、副鼻腔にまで炎症が起きるようになってしまうんです。
つまり副鼻腔の粘膜まで風邪やインフルエンザの炎症が広がっていくんですね。そうすると急性の蓄膿症にかかるのですが、急性ですと体の免疫力で蓄膿症に打ち勝てるんですよ。だから特別な治療方法を行わなくても自然治癒するんです。
じゃあ、慢性の蓄膿症はどうなのか?急性か慢性か判断する基準は症状が3ヵ月以上続いているかどうか、なんです。もし3ヵ月以上蓄膿症らしい症状があるなら慢性化している可能性が高いですね。
この場合、自然治癒はかなり難しくなってきます。
病院に行き適切な処置を受ける治療方法が望ましく、自力で治そうとするのはあまりオススメしません。アレルギー性鼻炎の人は蓄膿症が慢性化する危険性が高いので特に注意ですよ。
自力で治すための方法は?
蓄膿症を自然治癒させるには、自力で治すための方法を実践していく必要があります。
みなさんは風邪をひいた時、市販の薬を飲んだり食事を気をつけたりビタミンCを多く摂取したりなど、なにかしら自力で治す方法を探しますよね。蓄膿症もそれと同じなんですよ。体を蓄膿症に負けないくらい強くしてあげないと、急性でも自然治癒は難しくなってきてしまいます。
重要になるのが“免疫力”ですね。免疫力が高くないと蓄膿症に勝てず、自然治癒どころか治らないまま症状が悪化していくでしょう。ですから規則正しい生活を心がけて免疫力を高めるよう頑張ってみて下さい。
炎症が起きているので運動はほどほどに。気をつけたいのは栄養バランスの整った食事と質の良い睡眠、それから腸内環境の改善、ストレスを溜めないこと、体に無理をさせないこと、ですね。
それと、蓄膿症に効果的なのが鼻うがいです。
症状を緩和させるだけでなく鼻の中を洗浄してくれるため自然治癒も期待できるんですよ。鼻うがいは市販薬を使えば痛いことはほとんどありませんので、オススメの方法です。
また、空気をきれいな状態にしておくのも、蓄膿症の自然治癒を手助けする方法ですね。汚れた空気は粘膜を刺激してしまいますし、乾燥も粘膜が炎症を起こしやすくなるのでいけません。空気清浄器や加湿器、それから換気を駆使してきれいな空気を保ちましょう!
方法を間違ったら危険!自然治癒を目指すなら知っておきたいことって?
蓄膿症を自然治癒させる方法っていろいろあるんですね。でも、間違った方法をとると蓄膿症が悪化する恐れもあります。
先ほどもお話した運動、これはほどほどにしておきましょう。蓄膿症の時に激しい運動をすると鼻水がたくさん出て、それが耳の方に流れていってしまうんですよ。そうすると中耳炎になる可能性が出てくるんですね。
鼻うがいも同様で、耳の方に流れていくと中耳炎の原因になることがあるんです。もし鼻うがいに不慣れなら初心者向けの市販薬を購入し、説明をよく読んでから始めて下さい。
まとめ
蓄膿症を自然治癒させる要は“免疫力”なんです。免疫力を高める方法はたくさんありますから、ぜひ試してみて下さい。
日頃から免疫力を高くしておけば蓄膿症の予防にもなりますし、風邪やインフルエンザに抵抗する力もグっと強まるんですよ。
反対に免疫力が低いと風邪やインフルエンザに負けやすくなりますから、要注意です!