最近いびきがひどい…。もしかしたら原因は蓄膿症かもしれません。他にもそれらしい症状があるなら可能性は高いですね。
気になるいびきを改善する方法はあるのでしょうか?
いびきの原因が蓄膿症だったとしたら、どうすれば良くなるのでしょう。また、蓄膿症になるとなぜいびきが起こるのか気になりませんか?
いびきをそのまま放置しておくのは嫌ですし、なにより体にも良くないですよね。旅行をする時や友人の家へ泊まりに行くことを考えてもいびきはできるだけ早く改善したいところだと思います。特に相手が恋人だったらなおさらです。恋人の前でいびきをかいていたら…と考えるとゾッとしますね。
まずはいびきの原因がなぜ蓄膿症になるのかを見ていきましょう。
いびきの原因は蓄膿症?そのメカニズムは?
いびきの原因が蓄膿症と言われているのは“炎症”のせいなんです。
蓄膿症になると副鼻腔に炎症が起きて膿が溜まっていきますよね。この膿が口臭の原因になり、さらに副鼻腔の炎症が広がると頭痛が起きたり歯や目のあたりが痛くなってきたりするんです。
この時もちろん、鼻の粘膜にも炎症は起きています。炎症が起きると粘膜が腫れるのですが、粘膜が腫れることで気道が狭くなり、上手く呼吸できなくなってくるんですよ。
鼻づまりと言われると「鼻水が詰まっている様子」が頭に浮かぶかと思いますが、粘膜が腫れて気道が狭くなっても“鼻づまり”になるんですね。そして呼吸が苦しくなっていき、鼻呼吸ができなくなるので口呼吸になるんです。
この口呼吸こそがいびきを引き起こす原因なんですよ。
口呼吸をするようになると、空気が喉を通るので喉が乾燥します。それに加えて口からダイレクトにウイルスやハウスダストなどが喉へ入り込んでくるので、そのせいで刺激を受けてしまうんです。
乾燥しているところに刺激を受けるとあっという間に炎症が起き、喉の粘膜が腫れてしまいます。するとこちらの気道もどんどん狭くなっていくのですが、それでも口呼吸をしようとすると狭くなった気道を無理やり空気が通ろうとするんです。
狭くなった気道を無理やり空気が通ることで粘膜が振動し、この音が“いびき”になるんですね。いびきの原因が蓄膿症と言われているのは、蓄膿症の影響で口呼吸になってしまうからなんですよ。
いびきを改善するためにはどうすれば良い?
いびきを改善するにはどうすれば良いのか。原因が蓄膿症からくる口呼吸なのですから、口呼吸から鼻呼吸に戻してあげればいびきは良くなっていきます。そして口呼吸から鼻呼吸に戻すには炎症を治してあげなければいけませんので、蓄膿症を治す必要が出てきますね。
蓄膿症は今、薬で治せる時代です。耳鼻咽喉科か耳鼻科を受診して治療をし蓄膿症を治せば、炎症が治まって鼻呼吸ができるようになり、いびきも改善されていくでしょう。いびきを良くするためには原因である蓄膿症をなんとかしなければいけないんです。
蓄膿症を早く治すには?
「いびきの原因である蓄膿症を治していびきを改善。それは良いけど、じゃあ蓄膿症を早く治すためにはどうするべきなの?」
蓄膿症を早く治したいのであれば、まずは免疫力を高めるようにしましょう。免疫力を高めるには腸内環境を整えること、自律神経のバランスを良くすること、ストレスを溜めないこと。免疫力が高くなれば蓄膿症に抵抗する力が強くなってきますよ。
それから、大人になるとどうしても生活習慣が乱れがちです。生活習慣が乱れると免疫力の低下に繋がりますから、正しい生活習慣を送るようにすることも大事なんですね。
あとはアルコールです。アルコールは蓄膿症を悪化させる原因になるんですよ。蓄膿症が悪化すればいびきもひどくなりますから、アルコールは飲まないよう気をつけましょう!
さらに、お金に余裕があるなら空気清浄器を部屋に設置すると効果的です。空気がキレイになる=ウイルスやハウスダストや花粉などの刺激物がなくなる、ということになりますよね。炎症は刺激を受けてもひどくなりますから、刺激物をできるだけ取り除いてみて下さい。
あとは耳鼻咽喉科や耳鼻科で診察を受けてしっかり治していくこと、ですよ。
まとめ
いびきを引き起こす原因である蓄膿症が治れば、徐々にいびきも治っていきます。蓄膿症は放置していると他の病気を合併する可能性もありますし、早めに治すのが一番なんですね。
いびきを改善するグッズはいくつか販売されていますが、あまりオススメはできません。グッズを使っていびきが改善しても原因である蓄膿症が治っていなければ“一時しのぎ”にしからならないんですね。
合併症を起こさないようにするためにも、優先的に蓄膿症を治していきましょう。