蓄膿症の悪化は防ぐことができるんです!悪化を防ぐのに有効的なのは良い食べ物の摂取や鼻うがい。今回は蓄膿症に良い食べ物と鼻うがいのやり方をご紹介します。
蓄膿症は悪化すると大変な病気なのですが、みなさんはどこまで蓄膿症を知っているでしょうか?
例えば合併症の中耳炎を起こしたりすると、中耳炎の治療をしなければいけなくなったり…。悪化しすぎて目の方にまで炎症が広がるとまぶたが腫れて視力が落ちたりもします。歯や頬などの顔面痛がひどくなって、寝るのも一苦労になることだってあるんですよ。
蓄膿症が悪化した時の症状って実はこんなに怖いんです。なので、良い食べ物を摂取したり積極的に鼻うがいをして悪化を防ぐ必要があります。それでは更に詳しく見てきましょう。
蓄膿症の悪化を防ぐ?良い食べ物って?鼻うがいとは?
蓄膿症の悪化予防に、どんな食べ物が良いのか、鼻うがいがなぜ役立つのかをご説明していきましょう。
蓄膿症にとって良い食べ物ですが、ズバリ「野菜」です。野菜、穀物、豆、海藻、などの天然素材が蓄膿症に良いと言われているんですよ。
なぜ野菜なの?と言いますと、野菜は体の保水力を高めてくれるんですね。そうすると粘膜が強くなっていくので、蓄膿症に負けにくい体になります。特に野菜では葉菜や根菜がオススメされているので積極的に食べてみて下さい。
穀物というのはお米や玄米、豆はその名の通りで、摂取しやすいのが納豆ですね。海藻はワカメや昆布など。天然素材を使った調味料、味噌や醤油や塩も蓄膿症には良い食べ物なので取り入れていきましょう!
ここで今まで出た食材をまとめると、蓄膿症の悪化を防ぐ食べ物は“和食”ということになりますね。
それでは次に、鼻うがいです。
なぜ蓄膿症に鼻うがいが良いのかと言うと、鼻の中を洗浄できるからなんですよ。耳鼻咽喉科や耳鼻科で蓄膿症の治療を始めると、定期的に副鼻腔の洗浄をするんです。鼻水や膿を吸引したりしてきれいにするんですね。
鼻うがいは鼻の中の良くない刺激物や細菌を洗い流してくれるため、蓄膿症に効果的と言われているんです。
具体的な鼻うがいのやり方は?
蓄膿症を悪化させたくないなら食べ物に気を配り、鼻うがいもやっていきましょう。
鼻うがいをする時に用意するものは「生理食塩水」もしくは「鼻うがいの市販薬」。真水を使って鼻うがいをするとツーンとした痛みがしてつらいので、生理食塩水や鼻うがいの市販薬を使って痛みを軽減させます。初心者の人には鼻うがいの市販薬がオススメですね。
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生理食塩水を使うなら2リットルのぬるま湯に大さじ1杯の食塩を入れて作っておきましょう。大きめの洗面器だと安心して鼻うがいができますよ。
準備が終わったら片方ずつ鼻から液体を吸い込み、鼻から出します。これを両方とも2~3回繰り返せば鼻うがいは完了です。
慣れてきたら鼻うがい専用のネティポットという水差しのようなアイテムを使って鼻の中に液体を注入し、口から出すとさらに効果を得られますよ。ただしこの方法は誤嚥の可能性や耳に回る恐れもあるので、鼻うがいに慣れている人じゃないと危険なんです。
もしやるとしたら「あ」と「え」の間のような声を出しながらやると、誤嚥などを防げますよ。
鼻うがいが終わったら残っているものを出すために優しく鼻をかんであげましょう。
蓄膿症を悪化させたくない!他にも予防方法はあるの?
蓄膿症を悪化させたくないならしっかり予防をしていきましょう!
蓄膿症の悪化を予防する方法って結構あるんですよ。食べ物や鼻うがいはもちろん、生活習慣をちょっと変えるだけでも違うんです。
みなさん、好きな時間に寝て好きな時間に起きたりしていませんか?睡眠不足になっても好きなことをやっていたり、市販薬を飲んで症状を誤魔化したりしていたりは?
生活習慣についてですが、実は不規則な生活を送っていると体のバランスが崩れて免疫力が低下してしまうんですよ。免疫力が低くなればなるほど、体が蓄膿症と戦う力を失っていきます。結果として蓄膿症に負けてしまい悪化していく…という流れになるんですね。
規則正しい生活を送って睡眠もきっちり取るようにすれば、免疫力を高められます。ヨーグルトなど腸内環境を整える食べ物を摂取しても免疫力アップが期待できますね。
症状を抑える市販薬を飲み続けるのも蓄膿症を悪化させていく原因になります。市販薬のほとんどは“治す”のが目的ではなく、“症状を抑える”のが目的なんですね。だから一時的に症状が良くなっても水面下で蓄膿症は悪化していくんです。
まとめ
蓄膿症の悪化を防ぐ食べ物や鼻うがい。食べ物は気軽にできる予防法ですが、鼻うがいはやはり人によって抵抗を感じるかもしれませんね。
なお、鼻うがいはやりすぎると粘膜を傷つけてしまいますから、1日1回までにしておきましょう。何事もやりすぎは危険なんです。