アレルギー性鼻炎の対策にはマスクが効果的だと言われています。でも、本当に良いのかどうか、わからないですよね。実はマスクも正しい使い方をしないと効果がないんです。
きっとアレルギー性鼻炎で悩んでいる人が多いかと思います。鼻水と鼻づまりとクシャミ、とてもつらいですよね。少しでも症状が緩和できたら…と思ってマスクをつけているけど、なかなか効果を実感できない。そんな人もいらっしゃるのではないでしょうか?
「本当に効果があるのかな?」と、不安になってしまうのも無理はありません。ですが、マスクをやめてしまう前にちょっと待って下さい。マスクにも“正しい使い方”があるんですよ。
正しい使い方をしないと効果がなくなってしまうので、アレルギー性鼻炎の症状が緩和されないんです。
アレルギー性鼻炎の対策に、マスクは本当に効果的なの?
アレルギー性鼻炎の対策、正しい使い方をすればマスクはかなり効果的です。手軽にできる対策法なので、生活が厳しい人や毎日が忙しい人にもオススメなんですよ。
では、正しくマスクを使えばどのくらいアレルギー性鼻炎が楽になるのでしょう?マスクって、なんとアレルゲンの約6割をカットしてくれるんです。半分以上のアレルゲンを吸い込まなくて済むので、アレルギー性鼻炎の症状も軽くなる、という仕組みなんですね。
マスクを工夫すればさらにカットする割合が高くなるとも言われているんです。「アレルゲンを鼻と口から吸いこまないようにする」のがマスクの目的なので、鼻水と鼻づまりだけでなく、喉の痛みがある人は喉の痛みの緩和も期待できます。
中には「マスクなしではつらくて仕方がない」という人もいらっしゃるんですよ。
マスクの効果を最大限に活かすにはどうすれば良いの?
アレルギー性鼻炎の症状を緩和させるためにはマスクを正しく使わなければいけません。正しく使ってマスクの効果を最大限まで引き出すのです。
みなさんはマスクに「表と裏」、「上と下」があるって知っていましたか?これを逆さまにつけてしまうと、効果があるどころか逆効果になってしまうんです。
表と裏の見分け方は少し難しいかもしれません。外側を表、口側を裏として考えていきます。見分けるポイントは「プリーツ」と「接着面」なんですね。
一般的なマスクにはプリーツがあります。このプリーツが下を向くように着けるのが正解なんですよ。
出典:http://www.medicom-japan.com/special/mask.html
次に上と下について。これはわかりやすいのではないでしょうか?
マスクは隙間ができないよう、ノーズフィッターと呼ばれるワイヤーが入っていますよね。ノーズフィッターが上に来るのが正しい位置なんですよ。そうしてマスクを着けたらノーズフィッターをぐっと押して、自分の鼻の形にぴったり合うようにしてみましょう。フィット感が一気に増したのではないかと思います。
重度のアレルギー性鼻炎でなければマスクを正しく使うことで、薬いらずの生活を送れる!とも言われているんですよ。もし顔の形に合わず、頬や顎にあたりに隙間ができてしまうならガーゼなどを使って隙間を埋めても良いんです。
隙間をなくすことでさらにアレルゲンをカットできるので、アレルギー性鼻炎の症状も軽くなっていきますよ。
マスクを着ける時、やってはいけないことってある?
アレルギー性鼻炎の症状を楽にしたいなら、マスクの効果を台無しにしてしまう着け方についても知っておいた方が良いですね。
まずは先ほど紹介した裏表と上下について。裏表と上下を間違えると、口側にアレルゲンが溜まってしまうので逆効果になるんですよ。余計にアレルゲンを吸い込んでしまうためアレルギー性鼻炎がひどくなるんです。だからマスクは正しく着けないといけないんですね。
実は多くの人が正しいマスクの着け方を知らない、と言われているんですよ。
それから使い捨てマスクについて。
みなさんが使っているのはおそらく使い勝手の良い使い捨てマスクだと思います。使い捨てマスクは何度でも使えるように作られていないので、1回でも着けたら捨てるのが基本なんです。
着けたマスクはアレルゲンやウイルスだらけですから、もう1回着けるとアレルゲンやウイルスを吸い込むことになってしまうんですね。なので、使い捨てマスクは1回着けたら、もったいなくてももう使わないようにしましょう。
まとめ
アレルギー性鼻炎の対策にはいろいろとありますが、その中に必ず挙げられるのがマスクです。効果を疑われているマスクも正しく使えば効果を発揮してくれるので、ぜひ試してみて下さいね。
アレルギー性鼻炎の人はいろいろなものにアレルゲン反応を起こしていますから、外出時以外でも、多くのアレルゲンに触れなければいけない時にはマスクをして下さいね。
例えば大掃除をする時はハウスダストがたくさん舞うのでマスクが必須ですよ。