蓄膿症の症状に、まぶたの腫れがあるんです。治さずそのまま放置しているとひどくなって目にも影響が出てくるんですよ。目の症状を抑えるにはどうすれば良いのでしょうか?
蓄膿症の症状といえば鼻水とか鼻づまりとか、頭痛や顔面痛を想像しますよね。実は症状ってこれだけではないんですよ。まぶたの腫れが起こることもあるんです。
もしかしたらみなさんもどこかで聞いたことがあるかもしれませんね。「蓄膿症の症状にまぶたの腫れがある」…でも、その原因や症状を抑える方法ってご存知ですか?
蓄膿症からくるまぶたの腫れ!その原因は?
蓄膿症でまぶたの腫れがひどくなるのはどうしてなのでしょうか。
それは鼻と目が繋がっているからなんです。鼻と目が繋がっているため、蓄膿症の炎症が目にも届いて、まぶたの腫れを引き起こすんですよ。
目薬をさした時、口の中に目薬の味が広がったことはありませんか?もしくは鼻水の味が変わったりしていませんか?これは鼻と目と口が繋がっている証拠になりますよね。鼻と目と口が繋がっているのですから、もっともっと下の方まで繋がっていることも想像できると思います。
それからたくさん泣いた時、涙が出るとなぜか鼻水まで出てくるものです。泣いた時に出てくる鼻水って“目から出きらなかった涙”なんですよ。「いっぱい泣いていっぱい涙が出たけど目から全部流れない!仕方ないから鼻から出そう!」という仕組みになっているんです。
こうして“繋がり”を見ていくと、蓄膿症の炎症が目にも届くということに納得できるでしょう。
炎症ではなく副鼻腔の膿が流れ出ていくこともあるんですね。この場合もまぶたの腫れを引き起こし、痛みを感じたりするんです。
まぶたの腫れを抑えるにはどうすれば良い?
蓄膿症のせいでまぶたが腫れてしまった!ということは、それだけ蓄膿症が進んでいると考えられます。病院に行ってしっかり治してあげないといけません。まぶたの腫れが出てくるほど蓄膿症が進んでいるのだとしたら、自力で治すのは難しくなってきます。
炎症が起きているのですから冷やすことで多少は鎮められる可能性もありますが、楽になっても一時的なので治すことはできませんね。蓄膿症であれば鼻うがいも症状の改善を期待できますが、こちらも蓄膿症を治せるものではないんです。
まぶたの腫れが出てきたらすぐに病院へ行って治療を始めるようにしましょう!蓄膿症は耳鼻咽喉科や耳鼻科で治すことができますよ。
まぶたの腫れに不安を感じているなら眼科も一緒に受診しておけば安心できるかと思います。他の病気が発症している可能性もゼロではありませんからね。
決して「このくらいなら我慢できる!」と言って蓄膿症を放置しないで下さい。まぶたの腫れまで起きてもさらに蓄膿症を放置していると、もっと炎症や膿が広がり、悪化してしまいます。
まぶたの腫れ以外にも症状は起こる?放置するとどうなる?
蓄膿症のせいでまぶたの腫れまで起きてしまったのなら、他にもいろいろと症状が出てくるかもしれません。
まずは目の痛みや歯の痛み、頬の痛みです。蓄膿症の症状には顔面痛があり、膿で圧迫されたり炎症が広がったりすることで鼻以外の部分が痛むようになってくるんですよ。
炎症が広がっているなら、目の充血や熱を持つという症状が起こる可能性もありますね。炎症は腫れや痛みだけでなく、充血させたり熱を持ったりといった症状も引き起こすんですよ。
ここまで蓄膿症が進んだにも関わらずまぶたの腫れを放置して治さないでいると、視力が低下していく恐れがあります。もしかしたら「最近、目が悪くなったかも?」と感じているのではありませんか?それでもさらに放置し続けると、最悪の場合は失明することもあるんです。
蓄膿症ってただの鼻の病気と思われがちですが、放置すると恐ろしいことがこんなにもたくさん存在するんです。ですから、蓄膿症はまぶたの腫れが起こる前に治さなければいけないんですね。
ひどくなればなるほど治すのが難しくなっていき、治療に時間がかかるようにもなります。
まとめ
蓄膿症がきっかけでまぶたの腫れなど、目の症状が起こることを知らない人は多いと思います。あまり有名な話ではありませんし、結び付けて考えるのも難しいですよね。
ですが蓄膿症の炎症を侮ってはいけません。炎症が目ではなく耳に到達すると今度は中耳炎の危険性も出てきますから、やはり早く治すのが一番なんです。
蓄膿症は治るまで少し時間がかかりますが、健康な体を維持するためにも頑張って治療を進めていきましょう!