蓄膿症の治し方は、基本的に投薬となります。ただ、悪化して薬ではどうにもならなくなると手術をすることもあるんですね。その場合、費用や保険はどうなるのでしょうか?
蓄膿症は初期の段階であれば自力で治すこともできますが、早いうちに気づく人って少ないんです。そうすると蓄膿症は悪化していき、自力では治せなくなってしまうんですね。
お医者さんの力を借りないといけなくなるんです。それでは、蓄膿症の治し方や、手術の費用・保険について見ていきましょう!
蓄膿症の治し方は?どんなことをするの?
蓄膿症を治療するには耳鼻咽喉科を受診しましょう。耳鼻科でも大丈夫ですので、近くて通いやすいところが良いですよね。
病院ではどのような治し方をするのかと言いますと、やはり薬(投薬治療)です。抗生物質を少しずつ飲みながら、症状を抑える薬も飲み、治していく…というのが一般的な蓄膿症の治し方です。この段階であれば手術をしなくても良いので、費用や保険で悩まされることもありませんよね。
また、蓄膿症にはネブライザーも効果があると言われているんです。耳鼻咽喉科や耳鼻科にある機械を使い、霧状にした薬を鼻から吸い込むんですよ。ネブライザーの特徴は薬が“霧状”になる点にあります。薬は霧状になると鼻の奥までよく届くようになるので、副鼻腔にも薬が届きやすいんです。
蓄膿症の治し方は他にもあって、溜まってしまった鼻水を吸い出したり、副鼻腔をきれいに洗浄したりもするんですよ。
それでも治らないと手術が必要と判断されるんです。でも、手術と言われると費用が気になってしまいますよね。いくらかかるのかな?保険は適用されるのかな?と思っても、お医者さんにはなかなか聞きづらいものです。
手術が必要な場合もあるの?費用は?保険は適用されるの?
薬を飲んだりネブライザー治療を行ったりしても蓄膿症が治らなければ手術になります。
具体的には、内視鏡を使った手術になるんですね。胃の検査や大腸の検査にも使われている内視鏡で手術するんです。
鼻の中に内視鏡を入れて副鼻腔まで辿り着いたら、炎症が起きている粘膜と溜まった膿を取り出すんです。内視鏡を使うので、メスで切開して…というような手術ではありません。体に負担がかかりませんから安心して手術を受けられるでしょう。
ただ、気になるのが費用と保険適用についてです。蓄膿症を治したいけど金銭的に厳しいという人はたくさんいらっしゃると思います。
費用は病院や症状の程度によって違ってきますが、片側2~9万円の設定をよく見かけますね。一般的に蓄膿症を手術すると全部で10~20万円用意しておけば大丈夫と言われています。
蓄膿症の手術はありがたいことに保険適用になりますから、たくさんのお金を払わなくても大丈夫なんですよ。
ちなみに以前は蓄膿症の手術と言うと外科手術でした。メスを使って副鼻腔を開かなければいけなかったんです。今は技術が進化して内視鏡での手術が可能になりましたので、ほとんどの病院が日帰り手術なんですよ。
入院すると保険適用でも費用がぐんと高くなってしまいますから、日帰りで済むのは助かりますね。
蓄膿症を早期発見するために気をつけておくことは?悪化させないためには?
蓄膿症の治し方と手術の内容はそれほど難しいわけではありません。ですが、やはり蓄膿症にならないのが一番ですよね。
治療や手術をするとなると費用がかかりますし、保険が適用されていても10~20万円はかなり痛い出費です。健康的な生活を送り、痛い出費を防ぐためにも早めに蓄膿症を発見できるよう心がけましょう!
インターネット上には蓄膿症のセルフチェックができるウェブサイトがたくさんあります。もともと風邪をよくひく人やアレルギー性鼻炎の人は蓄膿症になりやすいので、発症していないかどうかセルフチェックで調べておきましょう。
小林製薬のセルフチェックです。
蓄膿症と風邪と花粉症の違いを表で解説してくれているのでわかりやすいですね。病院に行く時間がなかなかとれない人にとって、このチェックシートはありがたい存在でしょう。
Yahoo!ヘルスケアでもセルフチェックができます。
質問に答えていく形式なので、わかりやすいですね。最終的に蓄膿症の疑いがどれくらいあるか表示されますので参考にすると良いでしょう。
まとめ
蓄膿症の治し方も昔から比べると、かなり進化しています。メスを使った手術と内視鏡を使った手術では費用も体への負担も全然違いますよね。
手術には保険が適用されますから、もし必要だと判断されたら早めに手術を受け、治すようにしましょう。
蓄膿症は放っておくとどんどん悪化していきますから、危ないんですよ。