蓄膿症の主な症状に鼻水と鼻づまりがありますが、なんと頭痛も起こるんです。じんわりした痛みは不快ですよね。
頭痛が治らない時はロキソニンを飲んでも良いのでしょうか?
ロキソニンは頭痛に効くと言われている薬です。頭が痛い時、ロキソニンを飲む人は結構いらっしゃるのではないかと思います。確かにロキソニンを飲むと頭痛が緩和されて楽になりますよね。
ですが、蓄膿症の頭痛となると、ロキソニンを飲んでも良いのかどうか迷ってしまいます。
今回は治らない頭痛はどうすれば良いのか、ロキソニンを飲んでも問題はないのかについてまとめました。
蓄膿症の症状に頭痛がある?どうして頭痛が起こるの?
蓄膿症のせいで頭痛が治らないという人は多いんですよ。
頭痛が治らないと仕事や勉強が手につかなくなりますし、痛いというだけで体が疲れてしまいますからロキソニンを飲みたくなる気持ちもわかります。
そもそも蓄膿症でなぜ頭痛が起こるのかと言いますと、考えられる原因は2つあるんですね。
1つめに「鼻水」と「鼻づまり」の影響です。鼻水や鼻づまりがひどかったりすると自然に口呼吸をしてしまいますよね。
口呼吸だと満足に呼吸ができないので体に必要な分の酸素が取り込めず、体が酸素不足になってしまうんです。そうすると、脳が酸素不足になるので頭痛が起きてしまうんですよ。
鼻水をたくさんかんでも頭痛が起こりますので、鼻水や鼻づまりが頭痛を引き起こすきっかけになっている可能性は高いんです。
2つめは「炎症」です。蓄膿症は副鼻腔に炎症が起きて膿が溜まる病気です。
そして、その副鼻腔の中には4つの部位があるんですよ。4つの部位は「前頭洞」「蝶形骨洞」「篩骨洞」「上顎洞」と呼ばれているんです。
この4つのうちの「蝶形骨洞」に炎症が起きると頭痛の症状が出てくるんですね。蝶形骨洞は篩骨洞の裏側にあたる位置にあるのですが、鼻の付け根の奥の方、と言った方がわかりやすいでしょうか?
蓄膿症で頭痛が起こるのは蝶形骨洞に炎症が起きているからなんですね。なので蓄膿症が治らないと頭痛も治らないんです。そして蓄膿症が治るまでの間、頭痛のつらさを緩和してくれるのがロキソニンなんですよ。
頭痛が治らない時はロキソニンを飲んでも良いの?
蓄膿症からくる頭痛がなかなか治らない場合はロキソニンを飲んでも良いんです。
蓄膿症を治すためには抗生物質を飲むのですが、抗生物質と合わせて症状を緩和してくれる薬も一緒に飲むというのがよくある治療法なんですね。抗生物質と合わせて処方される薬には消炎鎮痛剤が含まれているのですが、消炎鎮痛剤こそが頭痛を和らげてくれることで有名なロキソニンなんです。
頭痛が頻繁に起こったり、頭痛が治らないままずっと続いているならお医者さんに相談してみましょう。
また、ロキソニンは市販で購入することも可能ですが、蓄膿症の疑いがあるなら病院にかかって治療を受けるようにして下さいね。蓄膿症は波があるのでロキソニンを飲むと一時的に頭痛が良くなりますが、蓄膿症そのものは治らないのでまた頭痛が起きるんです。
頭痛が起きる、ロキソニンを飲む、一時的に良くなる、また頭痛が起きる…という悪循環になってしまいます。そうこうしているうちに蓄膿症は悪化していくので、どんどん治しづらくなるんですよ。
蓄膿症の頭痛ってどんな感じ?薬以外での改善方法は?
みなさん、いろいろな頭痛を経験したことがあると思います。頭痛は「ズキズキ」「ズクズク」「ジンジン」など擬音で表せますよね。
偏頭痛や緊張型頭痛などいろいろありますが、蓄膿症の頭痛はズーンと重たい感じの痛みなんですよ。なにかとてつもなく重いものが乗っかっているような苦しさがあるんです。重苦しい頭痛が治らないなら蓄膿症の可能性がありますから、病院で検査を受けて下さいね。
頭痛が治らない場合はロキソニンを飲んで痛みを和らげるのですが、中には「あまり薬を飲みたくない…」という人もいらっしゃるのではないでしょうか?
薬を飲みたくない場合は、まずアルコールをやめてみて下さい。アルコールは炎症を悪化させるので、頭痛が治らないどころかもっとひどくなってしまうんですよ。
膿が出ると頭痛が楽になりますから、体を冷やさずに温めるという方法もありますよ。体が温かくなると膿が出やすくなるんです。ただ、蓄膿症は「冷やして炎症を鎮めた方が良い」時もありますので判断が難しいところですね。
まとめ
蓄膿症の頭痛が治らない時はロキソニンを飲んでも大丈夫ということがわかりました。
ただ、ロキソニンは胃に副作用が出ることが多いので、胃が弱い人は要注意です。ロキソニンの副作用で胃が痛くなったり重くなったりする人は結構多いんですよ。
蓄膿症が治れば頭痛もなくなり、薬を飲まなくても済むようになりますから、そのためにも治療を頑張っていきましょう!